省電・省エネ

『省電』『省エネ』とは

『省電』とは元々は鉄道省・運輸省の管轄下にあった省線電車の通称ですが、本ホームページでは電力消費量自体を減少させる「節電」、原子力や化石燃料に依存しない再生可能エネルギーによる「発電」、発電所から送電線による「送電」、バッテリーなどによる「蓄電」を意味しております。

『省エネ』とは、「省エネルギー」の略です。石油や石炭、天然ガスなど、限りあるエネルギー資源がなくなってしまうことを防ぐため、エネルギーを効率よく使うことを意味しております。

『省電』『省エネ』技術は多岐にわたり、さらに日々新たな技術が生まれているため、なかなか取り纏めるのは難しいのですが、あえて取り纏めると以下のようになります。

【電気・エネルギーを創る】: １）新エネルギー（太陽光、水力、風力、地熱等）設備の設置
２）新燃料（水素燃料、バイオ燃料等）の利用への切り替え
【電気・エネルギーを送る】: １）発電所、変電所等を経て消費者まで電力を送配電する際に、送電線の抵抗などによって失われる電力量のロスを減らす。
【電気・エネルギーを貯める】: １）蓄電池を利用して、安価な電力（深夜電力等）の活用、災害時の非常用としても活用。
【電気・エネルギーを節約する】: １）受電・分電設備（電子ブレーカー等）、熱供給設備（エコキュート等）
２）照明設備（LEDや無電極等）、空調・冷蔵設備（冷媒ガスの変更等）
３）コンプレッサー（配管の工夫）、水関連（上下水道、循環水の工夫と配管清掃等）
４）排気・集塵（排気機器等）、各装置・機械（エレベーターや各生産設備等）
【電気・エネルギーを管理する】: HEMS（ヘムス）は住宅向け、BEMS（ベムス）は商用ビル向け、FEMS（フェムス）は工場向け、CEMS（セムス）はこれらを含んだ地域全体向けとなり、それぞれ管理対象は異なるが、電力需要と電力供給のモニターとコントロールをするというシステムの基本は共通。

今、地球温暖化防止への意識が急速に高まっています。企業の産業活動はもちろん人々の暮らしの中でも温暖化の原因とされるＣＯ2の削減や、電力、エネルギー資源問題に積極的に取り組むようになりました。

ミクロ的には工場などから排出されるＣＯ2は減少傾向にあるものの、各家庭から排出されるＣＯ2は増加傾向にあり、地球全体では一層の『省電』『省エネ』の改善努力が必要であると認識しています。

上述の☆『省電』『省エネ』の種類で触れました諸技術、設備、器具・機械、システムはＣＯ2削減に多大な成果を挙げており、社会全体の環境認識の向上により益々『省電』『省エネ』への取り組みが期待されております。

当社で取り組んでいる一例をあげると次のようになります。